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芸 歴

三遊亭 金朝(さんゆうてい きんちょう)

一般社団法人   落語協会所属
1998年      三遊亭 金馬一門下、三遊亭 小金馬に入門、前座名 金兵衛となる。
2001年      二ツ目に昇進。
2013年      三遊亭 金朝を99年振りに復活、四代目を襲名し、真打昇進。
         寄席定席や早稲田、高田馬場を中心とした都内各所、
         出身地千葉県成田での落語会開催も精力的に活動しております。
出身地      千葉県成田市
出囃子      猩々くずし(しょうじょうくずし)
メディア出演     日本テレビ『笑点
         千葉テレビ『熱血BO-SO TV』 ~熱血 居酒屋紀行編~
         TBSラジオ『千葉ドリーム!もぎたてラジオ』など
出版物       「三師匠 落語訪ねて江戸散歩」 飯田 達哉氏著/舵社刊など
芸事      【笛】朝日名人会にて演奏中  高座舞、義太夫の稽古、雑俳など  
(社)落語協会の芸人紹介ページはこちらをご覧ください。

解説

真打昇進披露目の初日、金朝は、落語『薮入り』をかけた。

大師匠四代目金馬が三代目から受け継いだ噺。そこに金馬一門の一角を担うんだという、

静かだが強い意志を感じた。大円朝の直系の名跡をついだ金朝は、筋が通っている。

売れることを目的にはき違えて奇をてらうことはなく、淡々としゃべる。

自分のやりたいことを貫いている姿勢は、まさに本寸法で行くんだという生き様の宣言他ならない。

『中村仲蔵』や『富士詣り』、『薮入り』、『御神酒徳利』などは柄に合っているし、

『文七元結』などの人情噺なども手の内に入れている。

特に『中村仲蔵』は、二ツ目になったころに、遊びに迷っていた時期から抜け出し

(仲蔵の筋とは違います)芸にがっぷり四つで取り組むようになった自身の姿が透けて見え、

秀逸の持ちネタになっている。寄席だろうが、ホール落語だろうが、

堂々の披露で客をうならせることができる噺。太鼓判を押す。いずれ必ず売れる。

そして金朝が売れたときこそが、落語ブームを聴き抜けた本当の落語聴きが育ったときだと考える。

                               

                                 渡邉 寧久氏

                                     落語ファン倶楽部

                               別冊 東西全落語家一門名鑑

                                       百夜書房刊より、一部抜粋

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