噺家の道具
噺家の道具といえば、
「扇子」と「手ぬぐい」です。
高座に上がるとき必ず持参し、
どちらも噺の内容に合わせてさまざまに見立てて使ったり、
手ぬぐいはときに演者の汗をぬぐったりいたします。
扇子は白扇、
手ぬぐいはそのときのコーディネート(着物と帯)に合わせていることが
多いようです。
さて、その手ぬぐいは
ご存知の方も多いと思いますが、
二ツ目に昇進すると自分の好みの色柄で手ぬぐいを作ることができます。
そして、ご挨拶がわりに手ぬぐいをお渡しするのも通例です。
そのあと、どのタイミングで手ぬぐいを新しく作るかは、当人次第なのですが
(柄はそのままで色を変えて作るということもあります)
たいてい真打昇進が決まるときは、新しい手ぬぐいを作るようです。
さて、そんな話題から金朝の手ぬぐいを思い起こしてくださる方も
いらっしゃるかもしれませんが、
金朝も真打昇進を機に赤×金の手ぬぐいを作りました。
それから月日が経ちまして…どうやら近頃手ぬぐいを新しくしようかと考えている模様です。
次の手ぬぐいはどんな風になりますやら………
乞うご期待!
また手ぬぐいの話題がのぼりましたら、こちらでお話させていただきます。